帰りは、もちろんまるちゃんと帰った。いつもの公園の前を通ると私は「お話ししよ」ってまるちゃんを引き寄せたよね。でも、まるちゃんは初めてそれを断った。
「ごめんね、今日は急いでるの。」
「そっか…じゃあ、夏休みいっぱい遊ぼうね!約束だよ!」
まるちゃんは笑う、可愛い可愛いほがらかな笑顔。でも、今日はとっても寂しそうだった。
手を振ってお別れをしてから気付く「あっ私、おうち知らないよ」振り返ろうとしたら、急に強い風がふいた。もう夏なのにとってもひんやりした風。砂埃で、思わず目をつむった。
「ごめんね、今日は急いでるの。」
「そっか…じゃあ、夏休みいっぱい遊ぼうね!約束だよ!」
まるちゃんは笑う、可愛い可愛いほがらかな笑顔。でも、今日はとっても寂しそうだった。
手を振ってお別れをしてから気付く「あっ私、おうち知らないよ」振り返ろうとしたら、急に強い風がふいた。もう夏なのにとってもひんやりした風。砂埃で、思わず目をつむった。