「みなこちゃん…みなこちゃん…」
私は両手で顔を押さえたままうずくまっていた。そっと手を顔から離すと辺りはまた薄暗い世界におおわれていた。でもまるちゃんの顔はぼんやり見えた、うっすら光に照らされてる。
足元を見ると小さな花が一輪咲いている。小さいけど、キラキラ輝く真っ赤な花。
「花びらあげようか?」
「…え?」
「この花びらあげる。毎日持ち歩いて…そうしたら、じきに願いが叶うから。みなこちゃんが1番お願いしたい事を毎日思えば、きっと願いが叶うから。」
私は両手で顔を押さえたままうずくまっていた。そっと手を顔から離すと辺りはまた薄暗い世界におおわれていた。でもまるちゃんの顔はぼんやり見えた、うっすら光に照らされてる。
足元を見ると小さな花が一輪咲いている。小さいけど、キラキラ輝く真っ赤な花。
「花びらあげようか?」
「…え?」
「この花びらあげる。毎日持ち歩いて…そうしたら、じきに願いが叶うから。みなこちゃんが1番お願いしたい事を毎日思えば、きっと願いが叶うから。」