風船から垂れた紐を掴むと、風船は空へと舞い上がった…怖くはなかった、手を離しても翼が生えたみたいに飛べる気がした。風船は白いワンピースの女の子のもとへ近づいていく…
「まる…ちゃん…?」
女の子の周りだけ真っ赤に輝いていた。ゆっくり女の子は振り返る。やっぱりまるちゃんだったよ。風船はそこまで送り届けて私が地面に足を付けるとフワッと舞い上がって消えていった。
「まるちゃん…ここ…」
「まる…ちゃん…?」
女の子の周りだけ真っ赤に輝いていた。ゆっくり女の子は振り返る。やっぱりまるちゃんだったよ。風船はそこまで送り届けて私が地面に足を付けるとフワッと舞い上がって消えていった。
「まるちゃん…ここ…」