その日、私はおばあちゃんの家に送り届けられてこの日から少しの間、おばあちゃんの家での生活になった。


「美奈ちゃん、お父さん大変だけどおばあちゃんに甘えていいからね」


うちはおじいちゃんはもういない。おばあちゃんが1人で暮らしていた。

おばあちゃんの優しい言葉より私はお母さんが心配だった。病院に泊まって少しお母さんは様子を見るみたい。


今思うと、いつ急変が起きてもおかしくないくらい、お父さんは危ない状況でお母さんは離れられなかったんだと思う。

「おばあちゃん…ごめんね、私疲れちゃった…少し寝たいよ」


おばあちゃんは優しく布団まで連れてってくれた。