それから20分ほど待っているとクラスにはあたし達しか居なくなった



すると遠くからだんだん近付いてくる足音が聞こえてきた



ガラガラガラッ

川村先生が戸を開けた


「あ!川村先生〜今日もよろしく♪」

あっ!やばい!希美居るって事言うの忘れてた〜!


川村先生は予想外の希美の存在に目をぱちくりさせ、あたしの方を見る

あたしは小さく(ごめん)と顔の前で手を合わせ、ジェスチャーを送った

「お、おう!今日も頑張ろうな!」

川村先生は動揺しながらもすぐに状況を理解したようだった



「じゃあ早速始めるか!」