「あたし…!慎也のことが好きでッ…美優ちゃんに嫉妬してたんだよね…ッ」


あたしは泉くんに告白されたことを思い出した



「だからッ…野口先生にあんなこと頼んで…許してもらえるなんて思ってないけどっ…本当にごめん!」


そう言って藤堂さんは泣き出してしまった


確かにあんなの簡単に許せることじゃない


でも…藤堂さんはそれだけ泉くんのことが好きなんだ…


「……まだ許せないかもしれないけど…もうあのことは忘れるから…言ってくれてありがとうね。」

そう言ってあたしは藤堂さんに微笑んだ



「あ…り…がとう…」

そう言って藤堂さんも泣きながら微笑んだ


「うん♪」