だれかが数学準備室の扉を開けようとする音が聞こえた


ビクッとしてあたし達は息をのむ


すると鍵が掛かっていたからか、そのまま戻っていく足音が聞こえた





「…ど、どうしようっ…いまの人に聞かれたかな…!?」

あたしは不安になり先生にそう問いかける



「聞かれてたら…やべーけど…まっ大丈夫だろ!そんな気にすんな♪」


「気にするよ〜!どーしよう〜」
あたしは心配で泣きそうになった


「大丈夫大丈夫!」

そう言って先生はあたしの頭をなでた



「…うん。」