「川村先生〜!ここどーやるんですか〜?」

希美に質問され先生は名残惜しそうにあたしの手を離す


「あ〜ここはこの公式を使って〜…」


あたしは少し寂しい気持ちになったものの、また勉強に集中した



―――――――――…


「あ゙〜っ!つっかれた〜」

そう言って希美が机に突っ伏した


「でもこれで希美、今回のテストは赤点ないかもよ〜♪(笑)」


「そうかも!先生ありがとうっ!」


「お前ら一時間もよく頑張ったな〜。えらいえらい♪」

そう言って先生はあたしと希美の頭をクシャっと撫でた



その時希美の顔が一瞬だけ赤くなったのをあたしは見逃さなかった



(…もしかして希美…ってそんなわけないよね!)


あたしは少し不安になったものの、すぐその不安をかき消した