「よくこんなところまで
わざわざ持ってきたわよ。
本当に。………はあ。」

持って上がろうと机に手を
掛けたその時だった。

あいつが息を切らしながら
走ってきた。

「相良さんがいなかったから
俺探しにきたんだ!はーあ。
そしたらこんなとこに!」

私は唖然とした。