やるせない気持ちのままで時を過ごし、あっという間に入学式がきた。



クラス発表の掲示板を見る。


僕は3組だ。


知り合いがいないかと名前を探していた。


紗希が同じクラスだった。


僕の胸に小さな光が灯りだした。



「侑ちゃん同じクラスだね!よろしくね。」


「おっおうよろしく。」


今でもあのときの無邪気な笑顔は忘れなれない。