翌日の夜、紗希からの電話があった。


「もしもし侑ちゃん?」



「おう、どうした?」



「これから会える?」



「うん。なんかあったのか?」

か細い声だった。


「うん、ちょっと話したいことがあるんだ。公園まで来てくれる?」



「うん、いーよ。じゃー、今から行くよ。」



「ごめんね急に。じゃー、待ってるね。」



「うん、じゃーな。」



急いで着替え、僕は公園まで走った。