「誰か助けてっ……!!!!」



もう駄目だと思ったその時だった。



「離せよ…」



大学生…
いやもっと若いかな…

大学生か高校生ぐらいの長身の男の人が私の腕を掴んでいた男から私を離してくれていた。



「お、お前なんなんだよ!」


「別に何でもねぇーよ!
ってかこいつ嫌がってるだろーが!」


「ちっ……」



私の腕を掴んでいた男は走って逃げて行った。