「ただいま」と声をかけると
お父さんも心なしか緊張しているようだった。

大智はふぅ~と大きく深呼吸をして部屋の中に入ってきた。


「おじゃまします。はじめまして、瀬崎大智です。澄花さんとお付き合いさせて頂いてます。よろしくお願いします。」


「いらっしゃい。いつも澄花がお世話になってるみたいだね。まぁそう固くならずにゆっくりしていきなさい。」


私はコーヒーを三つ入れ大智の隣に座った。

大智はまだ緊張している。