マンションのエレベーターに乗り
5階の澄花の部屋の前に着いた。

正直お父さんがいない事には安心した。

澄花には突然自分の両親に会わせといて
なんて自分は度胸がないんだと思う。

澄花が玄関を開け中に入る。


「お父さん、ただいま~。」




うん?

お父さん??

俺はハっとして澄花の腕を掴んだ。