あっという間に澄花の家の前に着いてしまった。

澄花におやすみのキスをする。

けど離れがたくてしばらく手を繋いでいると


「うち上がってく?」


と俺の気持ちを察したかのように澄花が言った。


「いいの?」


「うん。お父さんもいないし…。」