生徒会室に入ってきたのは
大智を運ぶのを手伝ってくれた男の子達だった。

二人はソファーに座って休んでいる。

私は大智に小声で話しかけた。


「大智の事探してるみたいだよ。行った方がいいよ!」


「まだ澄花といたいからヤダ。」


「でも…」


私の言葉を待たずに
大智が抱きしめてきた。