「ねぇ…待って…。」


声を振り絞って言った。


「ごめん…澄花。嫌だった?」


「そんな事無い!ただどうしていいかわからなくて…。」


当たり前だけど、私はこんな状況初めてで
頭が真っ白になってしまっていた。


「わかった。じゃあゆっくり進んでいこうな。」


そう言って大智は頭を撫でてくれた。

なぜかホッとしている自分と
ちょっぴり残念と思う自分がいた。