いつも私のために用意されている紙。

紙っていっても、リポート用紙みたいな。



「ああ…お母さんが泣いちゃダメよねっ!あっ!そうだ明日香!果物でも食べようか?」



私はただコクリと頷いた。

お母さんはゲンキよくドア開けてでていった。


ゴメンね…?


声にだせないこの言葉。
お母さんに相談したい事なんて
山ほどある。


でも…
山ほどあったって…

何の意味もないんだ。


いっつもの事…。

何かしら私がするとお母さんが
ゲンキを出して…。

どれだけお母さんを苦しめればいいんだろう。