それは帰り道。 まだ抱かれた所が暖かい。 やっぱり私… 初めての経験だから、 そうだとはいえないよ? でも…栄一事が好き 好き… 好き… 好き…。 すくら言ってもたりないぐらい。 温かくて、 優しくて。 いっつもいっつも、 無邪気な笑顔。 時には悲しい顔で鳴いて。 そんな栄一が愛しいの。 でも― こんな恋、 叶うはず なかったんだ。 そう。 叶うはず… 叶うはず…