塾の帰り道。

ガラガラ!!
雷なってるし!

『かなりやばい!』

傘忘れたし…電車まぢ遅れそう。

ザーザー、

走るしかない!

そう決意した。

雨の中ズボンの裾を折って準備完了。

はぁ…ため息をつき

準備ばんたん。

よし行こう!

走り始めたとき後ろから車がきてライトをチカチカ。
誰?

『り…亮さん!』

亮さんは助手席のドアを開けると手招きした。

梓依は助手席に座った。

『亮さん車持ってたんですか?』

『うん炅でも車はあんまり使いたくないんだけど…今日は仕方なく。』

仕方なく?
何で?

『芽依ちゃんに梓依を迎えに行けって電話きたから。』

お姉ちゃん!!

でもわざわざ亮さんがあたしを向かいに来るとか嬉しくない?

『あ…あたし…』

梓依は隣にいる亮さんを見つめた。

『そんな可愛い顔してるとキスしちゃうよ.』

き…キス!?

いや…亮さんとならかぁぁ!!

自分が思ったことに赤くなっちゃうし…

『梓依・なんか顔赤いよ?』

『ふぇ!!??だ…大丈夫.』

かなり焦るし…

『そ…。じゃあ帰りますか炅』

亮はエンジンを付け車を発進させた。