1ヶ月後。
『梓依なんか方向性ちがくない?』

楓の言うとおりではあるんだけど…

『そうだけど。いいの!徐々に濵アップすれば!!』

なんだかんだ初めは楓に頼りきりだったのに今は自分のペースになっている。

『まぁ梓依がいいなら何も言わないけど。』

良くないよ…でも今はただの妹でも嬉しい自分がいるんだ。恋ってこんな風なんて分かるのが嬉しい

好きって嬉しいんだ。

あたし何か変なのかな?

家に帰るとすぐメールするのが日課に

『亮さん今何してる?』

『仕事!』

やば仕事中とか迷惑じゃん!?

そのあとしばらくメールを返さないと亮さんからメールが来る。

『どうしたの?』

心配?してくれるの。

『いや…仕事中は邪魔かなって。』

『大丈夫今暇だし。』

『なんかすいません。あたしのおしゃべりに付き合ってもらって。』

亮さんはあたしのことを梓依と呼ぶように。

まぁあたしは亮さんのこと亮さんと呼びたいのは山々だけど一応年下なので遠慮

『梓依はいちいち気を使いすぎ!』

そ…そうかな?

『そうでもないよ。』

メールをし過ぎていつのまにか塾の時間…

『やばい!塾。』

梓依はバタバタしながら玄関に向かった。

『ちょ!梓依帰りは…』

『ごめん後で!』

梓依は急いで玄関をでた。