一体…亮さんは何を思ってんの?


『まだ分かんない?』

恋愛初心者のあたしに分かるわけない!

『うん。』

梓依はこくんと頷いた。

『俺に取っての妹は一番…身近に居て安心できて彼女みたいな人。』

へ!?

ってことはあたし…

『よろしくね。梓依。』

あたしは何て馬鹿なのだろう。

亮さんの妹の意味も知らずに一人で嘆いて。

あたしの初恋はやっと芽生えることになりました。