俺となっちゃんは結局、服屋と本屋でそれぞれ買い物をしてから、次に行きたいところが特に無かったからファーストフード店で休憩していた
「俺、日曜に買い物来たのめっちゃ久しぶりだけど、やっぱどこも混んでんなぁ」
なっちゃんが走り回る子供を見ながら、混んでいることをそれほど不快でなさそうに言った
「なっちゃん超インドア派だからなー」今日みたいに外誘って乗ってきてくれるのは珍しい
「人混み酔わない?平気?」
無理してないだろうか、と思い様子を伺った
「全然。たまにはいーな、休みに家以外で過ごすのも」
なっちゃんの機嫌はめちゃくちゃ良くて疲れてなさそうだったから安心した
「なっちゃんが楽しそうでよかった」
それだけで、俺も頬が緩んだ