「岩崎!?!?」

しゃがみこんだゥチと同じ様に

夏原もしゃがんでくれて。

「・・・大丈夫???」

そう声をかけてくれても、ゥチは下を向いたまま

痛くて、何も返せない。ヤバイ本当に・・・。

「っ・・・・・・いたぃ・・・、」

「・・・立てるか??」

ゥチは歯を食いしばって、ただ膝を押さえた。

「多分、、。オスグットがやばくなっちゃった
だけだから・・・、ごめんねなんか。」

夏原は、無言で手を差し伸べてくれて

ゥチも迷惑かけないように、

なるべく早く立とうと上体を上げた。