レオノーラが毎日入っていく山は、町の背にあります。
秋には色んな木の実や果物がなりレオノーラのお腹を満たし、売り物にもなるのですが、今は春。
食べ物はないものの、かぐわしい香りのする花がたくさん咲き乱れています。
そんな山の中を、レオノーラは花カゴを背に、ただうろうろと歩いていました。
慌てて出てきたせいで、枝木を切るノコギリを忘れてきてしまったのです。
取りに帰ってると、お母さんに愚図だって叱られちゃう。
どうにかして持って帰らないと。
でも、地面を見渡しても、小さな枝ばかりで薪には使えそうにありません。
秋には色んな木の実や果物がなりレオノーラのお腹を満たし、売り物にもなるのですが、今は春。
食べ物はないものの、かぐわしい香りのする花がたくさん咲き乱れています。
そんな山の中を、レオノーラは花カゴを背に、ただうろうろと歩いていました。
慌てて出てきたせいで、枝木を切るノコギリを忘れてきてしまったのです。
取りに帰ってると、お母さんに愚図だって叱られちゃう。
どうにかして持って帰らないと。
でも、地面を見渡しても、小さな枝ばかりで薪には使えそうにありません。