「はいっ♪」

「ラブラブぢゃん」

振り返ると沙歩がニヤけてあたしをツンツンしていた。

「まーねー」

「うらやましいこと」

「沙歩も彼氏つくんなよー」

「あたしは無理だわ」

「何で??」

「だっていい人いないもん」

「まぁ生徒にはね」

「のろけかぁー??」

「ウフフー」

「ばーか」

あたしたちはじゃれながら団の位置にもどった。

そしてほかの学年の競技の応援をする。

「1年の女子の選抜リレーのメンバーは集合してー」

あたしは急いで集合場所に行った。

あたしはアンカー。

みんなからの期待がすごい・・・。

プレッシャーに弱いあたしはおかしくなる寸前だった。

「凜華ちゃん野原先生から手紙ー」

同じクラスの子から先生からの手紙を受け取った。