「ごめんなさい・・・」

「上田さぁーいっつも外みてんじゃん。何か悩んでることがあるんじゃないか??俺でよかったら相談のるけど??」

外をみてるのは悩みがあるからじゃないよ・・・

野原先生がいるから外をみてるだけ・・・

わかってるようなこと言わないでよ・・・

「大丈夫です。悩みなんてないです。次の授業から気をつけます」

「そっか?ならいいんだけど・・・何かあったらいつでも言えよ!?」

「はい!!ありがとうございます」

あたしは笑顔をつくって、職員室をでた。

その時、誰かにぶつかった。

「いたっ!!すみません」

「大丈夫か??」

顔を上げるとそこには野原先生がいた。

「先生っ!!」

「よっ!!おまえまーた何かやらかして呼び出しか??」