部屋に戻り、宿題をした。気がつくと時計は13時をまわっていた。

「そろそろ行くかー」

あたしはお母さんに病院まで乗せていってもらった。


受付で、部屋を聞くと603号室みたいだ。

エレベーターで6階まで上がった。

603・・・603・・・
ここだ!!

「失礼しまーす」

「凜華ぁ!!」

窓際に座っていた愛花が手を振った。

「愛花!!いきなり入院とかまぢびびったし」

「ごめんね〜」

「いつ退院できるの??」

愛花の表情が暗くなった。

「凜華・・・凜華にだけ話しとくよ・・・」

「あたしにだけ??」

「あたしガンらしいんだ・・・」

「それまぢで言ってるの??」

「うん・・・」

「治るんだよね??」

「もうね末期らしいんだ・・・」

「治らないの??」