夏恋と別れ、あたしは教室に行った。

教室はいつものように男子は翔を中心に騒いで、女子はいくつかのグループに別れ、話しに夢中になっている。
そして、愛花はいつものように俯せ状態になっている。


「おはよっ♪愛花ぁ」

「凜華おはよぉー」

「相変わらず眠そうだねぇ」

「まぁね・・・いつものことだよ・・・ってか凜華今日機嫌いいね!なんかいい事あった??」

「えっ!?あたしそんなにいつもと違う!?」

「なーんか顔にあたしは幸せです!!って書いてある」

「バカッ!!そんなこと書いてあるわけないぢゃん」

「アハハ!!で!?何があったの??」

「彼氏ができた///」

「えぇーー!!まぢで!?もしかしてのっぱーだったりする??」

「だったりする・・・」

その瞬間誰かに睨まれた気がした。
でもその時は、きのせいだろうと思って気にしなかった。