「のっぱーが!?」

「うん!!上田はどうしたんだーとか言ってめっちゃ騒いでた」

あたしは先生が心配してくれた事が凄くうれしかった。

でも、素直に言葉に出せないあたしはわざとひねくれた事を言う。

「そんなの普通でしょ」

「そうかな??」

「そうだよ」

先生が来て授業が始まった。

でも、あたしの頭に先生の声なんて入ってこない。
放課後の事で頭がいっぱいだ。

気がつくと、給食の時間になっていた。

少しだけ食べて後は残した。

昼休み、あたしは夏恋のクラスに行った。

「夏恋ー!!屋上行こう」

「あっ凜華!!美姫もいい??」

「夏恋の友達!?」

「うん!!田中美姫【タナカ ミキ】って言うんだ」

「はじめまして!!」

「こちらこそはじめまして!!上田凜華です」