「よくないよ・・・」

「ん?何でだ?」

「だって夏恋が・・・」

「もしかしてあいつダメだったのか!?」

あたしは泣きながら頷いた。

「そっか・・・そりゃあ辛いな・・・」

「うん・・・」

「2次募集でがんばるように言っといて」

「わかった・・・」

「で、今からは1人の男として話すからよーく聞いとけよ」

あたしはコクッと頷いた。

「俺ともう一度やり直してくれないか?結婚を前提に」

嘘!!夏恋は辛い思いしてるのにあたしだけこんなうれしい思いばっかりしていいの!?

「ほんとにあたしでいいの?」

「おまえじゃなきゃだめだ」

「ありがとう」

あたしはそう言って先生に抱き着いた。
先生も抱きしめ返してくれた。