「ほい」

悠くんは、恥ずかしそうな顔で、手を差し伸べた。

「わーイっ♪」
私は、悠くんの手を握った。

悠くんの手・・大きいなぁ・・。

なんか、夢みたいっ・・。

大好きな人とこうやって歩けるなんて・・・。

美奈ちゃんの存在なんて・・・とっくに
忘れてたんだ。

2人でお酒やら、お菓子などを買い込んで、
美雪ちゃんの家に戻った。

「ただイまぁっ」

「あ、ありがと」

そして、みんなお酒を開けて・・・

「「「「かんぱ~い」」」」

それぞれ飲み始めた。

私は、お酒は好きなほうだけど、
弱い・・・。


でも、ちびちび飲むなんてしない。

私は、もうすぐ3本に入った。

「優ちん、まじ飲むねぇ」

仁ちゃんも缶が4本も空いてて、ろれつが
回ってない。

「ぇへへ~♪優、お酒好きらよぉぉ」
私もベロベロだ・・・。


「仁~うちもぉぉぉ」

美雪ちゃんは、酔うと甘えたになるんだ。
いつもお姉キャラだからビックリした。

「お前、まじ酔いすぎじゃね~?」

隣で唯一正常な声なのは・・・・

「悠くんだぁぁ」

私は指を指して、残り半分の3本目の
チューハイを飲み干した。

「おまえ~一気かよ~!よぇ~くせ、
飲みすぎ~」

そう笑う悠くんにまじ、ドキドキしてる。

酔ってるせいかな・・・・?

「うるしゃぁぁ~イっ!悠くんも超飲んでるじゃぁぁん」

「俺、つぇ~から」

「ふ~ん、、、優のんが強い~」

私は、チューハイをあけて、
牛乳のように、飲んだ。

「おぉぉ~優ちん、やるぅぅ~」
と、仁ちゃん。