武先輩を好きになって4ヶ月が過ぎました。
5月から毎朝、先輩の朝練を見るのが日課だったけど…
「さっ…さい……あ゛ぐ……」
「大丈夫?」
「う゛っ…………む゛り…」
風邪ってものをひいてしまった…
「世奈が熱なんて…珍しいわね。」
「…………う゛ん…」
「何度だろ………」
「はい…」
体温計をお母さんに渡す。
「38℃ちょっと…やっぱり風邪ね。今日は休みなさい。」
「ん………」
風邪なんて久しぶりだな…喉も痛いし鼻がつまる…体もダルい。
「お母さんなるべく早く仕事終わらせるから…ゆっくり休んでおくねよ…お粥たいて置いておくからね。」
「うん……」
「薬も置いとくからちゃんと飲むのよ。あとは…」
「………おか…さん、早くしないど…ぢごぐ…」
「本当…!じゃぁね。」
お母さんはそう言って急いで家を出た。
頭がフラフラする…あ、寝れそう。