「バカにしないでよ!私は誰とでも寝たりなんかしないんだから!」




酔ってるせいで足の踏ん張りが効かない。


ちょっとずつ入り口へと連れてかれる。


それでもオアシスの敷居は跨ぐまいと必死で抵抗した。




『いい加減諦めて一緒に気持ち良くなろうよ』




グイッと強く引っ張られて体が前のめりになる。




よろけたままオアシスの入り口へと体が入りかけた。



「やっ……」






ダメっ!




このままじゃ本当に連れ込まれてヤられちゃう!





最後に大声をあげて叫ぼうとした。




もしかしたら通りがかりの善良な人が助けてくれるかもしれない。













突然後ろから腰に手を回されて、強い力でそのまま後方へと引っ張られた。




そのお陰で真二に掴まれてた腕がようやく解放される。