店の外に出て、『2次会はいつもの場所』と話してるのをふわふわした気分で眺めてた。




ヤバイな〜。完全に酔っぱらってる。今すぐにでも寝ちゃいそう。




『沙羅さん大丈夫っすか?』




声をかけて来たのは向かいに座ってた子。




「ちょっと眠たいかも。私帰るね」




『帰らなくても次行く場所で少し休むといいよ!クラブなんだけど、俺らオーナーと知り合いだから休める場所もあるしさ!』




『そうですよ。皆見さんも行きましょうよ!真二たちと一緒だと顔パスで入れちゃうんですよ!』




進藤さんに腕を引っ張られふらつく体と回る酔い。




「せっかくだけどやっぱり帰りたい。ごめんね?」




そう言って進藤さんから離れて帰ろうとすると




『じゃあ俺送ってくよ』




そう言って向かいに座ってた子、真二が私の腕をを引いて歩き出した。