「お前ら、スキ同士だったんだ…。
なのに…紗由は自分の気持ち投げつけるばっかで…。
アイツは紗由の事、頼むとか言うし…。

昔さ、アイツと電話してたの紗由のおばちゃんにバレた事あったろ?

あの時も
“紗由が好きだっ”って
言えたらどんなに楽だったかって言ってた。

自分はそんな事を言える立場じゃないから、あぁ言うしかなかったって…。

泣いてたよ、アイツ…。

紗由を傷つけたって…。」

ごめんね…

ごめんね…

先生…



自分の事ばっかりで…

先生の辛さに気付いてあげれなかった。



先生の何を見てたんだろう…。