私は二次会は子供が待ってるからと言い訳をして断った。


幹太はみんなに身体中引っ張られてたけど、私を送るからと一緒に帰る。


「子供じゃないし、1人でも帰れるよ。
幹太は残った方がいいって!」


「ダメっ!送るしっ。」


「……ありがと。」


幹太と家まで歩いて帰るには少し遠い道のりを歩く。

「ごめんな…紗由。」


「何で謝ってんの?」


「俺、神谷が死んだ事…
知ってた。

でも…紗由には言えなくて…。みんな紗由がアイツと仲良かったの知ってたから、紗由は知ってると思ってたみたいだな。

ビックリしただろ…。

あんな事になるなら先に話しとくべきだったよな。」


「うんん…。」


やっぱり本当なんだ…。
先生、もういないんだ…。