「ちょっと何よ!何でそんなに笑ってるのよっ!」



「も〜やめて〜。笑いすぎてお腹痛い。」



「よし、分かった!じゃあ、まずは我慢してた半年分の愛を探しにいこうね。」



もはや壊れ気味の裕紀に、笑い転げるアタシ。



傷つけてしまった都の事を思うと、胸が痛いけど、アタシが心配しなくても都ぐらいのイイ男を他の子が放っておくわけもない。



アタシもこれでようやく、心から安心して眠れる。



「なぁ、ところで俺が言うのもなんだけど、都は何であんなにうさん臭いぐらい、いいヤツなの?」



「何でって言われても…。基本オレ様のユキには理解出来ないだろうけど、ミヤは誰に対してもあんな感じだから。」



「そのイイ男と別れて、俺に戻って後悔しない?大丈夫?」



「…それはアタシに聞かないでユキが努力してよ〜。」



「あ~、そうね。まぁ乞うご期待って事で。言っておくけど、もうよそ見とかさせないから、覚悟しろよな?」



「そんなの、とっくに出来てるよ?」