「サヤ、おはよん♪」
「おはよ〜♪って、ヒナこの講義取ってたっけ?」
「だって、聞いてよ〜。せっかく来たのに、1限いきなり休講なの!ひどくない?」
時間を無駄に浪費された日奈子の恨みは深く、新たに教室に入ってくる知り合いを片っ端から捕まえては同じ事をボヤいている。
さらに、隣りから優里が口をはさむ。
「てゆーか、ヒナが来た理由はレポート書く為らしいよ。確実に行き先間違ってるよね。」
「あぁ〜、自力でやるつもりナシだ…。」
「レポートは自分で書くよ?けど資料は探すより借りた方が早いじゃん!」
「分かったよ。しょうがないな〜。」
アタシはそう言って、皆の手前、キャリングケースから資料用に借りた本を差し出す。
日奈子のことだから、明日提出のレポートなんてほとんど仕上がっているはず。
「おはよ〜♪って、ヒナこの講義取ってたっけ?」
「だって、聞いてよ〜。せっかく来たのに、1限いきなり休講なの!ひどくない?」
時間を無駄に浪費された日奈子の恨みは深く、新たに教室に入ってくる知り合いを片っ端から捕まえては同じ事をボヤいている。
さらに、隣りから優里が口をはさむ。
「てゆーか、ヒナが来た理由はレポート書く為らしいよ。確実に行き先間違ってるよね。」
「あぁ〜、自力でやるつもりナシだ…。」
「レポートは自分で書くよ?けど資料は探すより借りた方が早いじゃん!」
「分かったよ。しょうがないな〜。」
アタシはそう言って、皆の手前、キャリングケースから資料用に借りた本を差し出す。
日奈子のことだから、明日提出のレポートなんてほとんど仕上がっているはず。