どうしたんだろう?恭平…



「フタ…タか…」



恭平何か呟いた?



「こら!赤茶!!ピクニック行くんだからね!気合い入れてよ」



「ハイハイ…」



「はいは一回に決まってんじゃん!バカ!?もしかして」



「うるせーな!早く、行くなら行くぞ」



相変わらず白衣で行くんだね?恭平…白衣しか見たことないんだけど、服装…



「ところで、若菜…その後ろのクマ何?いつ買ったの?」



「これ?この間、街でばったり合った佐由ちゃんに買ってもらったやつだけど?」



佐由ちゃん?若菜くんの彼女かな?



「黒峰の妹のか?」



「佐由ちゃんって言ったら、黒峰佐由に決まってんだろ?これ常識なんだけど!」



黒峰くんに妹居たんだ。



「若菜今なんて言ったんだ?」



黒峰くんが、若菜くんの胸倉を掴む。



「げっ聞いてたんだ?黒峰」



「ああ…あいつなんか言ってた?」



「うん!バッチリ言ってたよ?帰って来たら、頭かち割るぞ?ジャンもついでに協力してもらうからだってさ」