「その人変人なの!小さい子見ては、気持ち悪いの!」



気持ち悪い顔になるって事かな?確かに気持ち悪いと言えば気持ち悪いかな?美青年さん以外は…二人しか居ないけど…


「お姉ちゃん…」



やばい!あたしが黙ったから、心配そうな顔してる。



「大丈夫!あたしが、この気持ち悪い人に負けるはずないよ?」



女の子の頭を撫でると立ち上がり、ハゲハゲじいさんを見下ろす。



「やい!ハゲハゲじいさん!」



ぎろっと美青年さんに睨み付けられる。だけど、あたしは続ける。



「あたしのが、強いんだから!」



「ほぅ…まな板娘は、強いんじゃな?なら、去るのじゃ!」



は?



ハゲハゲじいさんは、美青年さんを連れて去っていった。



「意味分かんない。あのハゲハゲじいさん」



何しに来たの!?意味分からない。しかも、アロハシャツ微かに汗で濡れてるし。


「ね?」



「う?な~に?お姉ちゃん」



「うん、あのハゲハゲじいさん良く来るの?」



「あの人?うん!おかしな事言うんだよ?あのね?ミユの胸大きいね?って…」



ジーッと女の子の胸を見る。



どう見ても、小さいよね?ペッタンコだよね?