「うひょょょ…!」



なんかムカつく!なんなの?この人!



キーっと睨むと、ハゲハゲじいさんは、お腹を叩いた。



「うひょょょ!なんじゃまな板娘!」



「くみ~ちょう!わら~ったら、わるい…くっ…ぷっ…で~す!」



美青年さん…かなり笑ってますよ…あたし傷付いたかも。



「ひどいです!あたし真剣に怒ってあげたのに…」



ひどいよ!美青年さん!日本語不慣れだと思ったから代わりに言ってあげたのに!



恩をあだで返すなんて!



「す~いませ~ん!にほんご~ふな~れで!」



「別に良いですけど…」



ん? なんだろう?



いつの間にか遊具で遊んでいた子供があたしの所に集まって来た。



「お姉ちゃん!あんまりその人に関わらない方がいいよ?」



「え?」



女の子の目線まであたしは、しゃがみ込む。