それからスタスタ歩き出した紫海の後を俺は、付いていった。



しょうがねーから。


「先生?」



また先生だし。気付いてんのか?わざとか?わざとだったら間違いなく、犯す!



「なんだ?」



「名探偵ですよね?」


は?誰が?



「先生って昔名探偵ですよね?」



「は?俺がか!?」



「うん!!」



嘘だろ?誰が言ったんだ!?若菜か!?若菜しかいねぇーな!!そんな嘘言うのは!!



「因みに誰が言ったんだ?」



廊下の隅っこに紫海を追い詰めるように近寄る。



「っ…先生!?」



「言えねーのか?言えよ」



「か…カンです」



は?カンって…もしかして、紫海ってかなり頭悪い?



「…!!んっ…」



こんな頭が悪い子にはお仕置きだな?



紫海の体を抱き寄せると、俺は遠慮なくキスをし舌を絡める。
たまに、紫海が声を出す度に漏れる甘い声。



「ん…ぁ…せん…せい」



まだなんで先生なんだ?バカだな。完璧…