それから数週間後恭平は、目を覚ました。篠原さんも…だけど…恭平はもうスッカリ治ってしまったけど、篠原さんは頭を強く打ったらしくて記憶が失われてしまった。



だから、恭平と相談してあたし達は、出て行く事にした。篠原組を…もし、一条組に、恭平の存在が知られたらまた来るかもしれないから。

だから、あたし達は出て行く事を決心した。
寂しいけど…



篠原さんもばれたら、危ないからとあの屋敷を売って一軒家を買うことにしたらしい。








とうとう出て行く日になった。
その日は、まだ夏だからか、いつものように空は晴れていた。



短い間だったけどあたしは楽しかった。恭平は、少しホットしている。
少しヤキモチを妬いてたらしいからとこっそり教えてくれた。