先生とあたしは、今悪い奴らに狙われ学校もサボりがちになってしまった。



それは別に良いんだけど…先生と居られるなら。
でも、お陰で寝不足続きだった。



いつ襲ってくるか分からない。だから、あたしはいつも、ビクビクしている。



倉庫は薄暗くて、先生の顔も良く見えない。



「ごめんな?」



先生がさりげなく手を握ってくれる。



「大丈夫です!」



先生と一緒なら、良いよ!
あたしは…



ンチャッチャ…ンチャッチャ…



何この音は!?



そう思いながらあたしがキョロキョロ辺りを見渡すと、先生の携帯だとすぐに分かった。



携帯の着メロ!?変わった音だな。



ポチ…



「俺…たつやか?…ああ、今から行って平気か?」



先生誰と話してるんだろう?



ここ数日ずっと電話していたけど、通じなかったらしい。だけど、今日やっとで通じて先生は、少し安心しているみたい。