連さんがやっと笑ってくれると、控えめにドアがノックされた
「はい」
入ってきたのは姉さんだ
「遥、もうドレス決まった?」
「それがまだなの……」
「今ね、10着新作が届いたの♪それからも見てちょうだい」
姉さんの背後からメイド頭と執事の近藤さんがドレスを持って入ってきた
「そのブルードレスも可愛いけど、色が白い遥にはピンクが似合うわ」
楽しそうにドレスを体にあててくる
「連さんに選んでもらってるの」
「あら、そうなの?なら私は早めに退散しようかしら」
クスクスと可愛らしく笑って連さんを見る
連さんもそんな姉さんを見て苦笑いしてる