「おっす!!」


いきなりテンションが高い。
っても、いつもこんなんだけど(笑)


「もってぃん♪」


優のテンションに
付いて行けてるかな?
何もなかったかのように
明るく振る舞う。



「なーんだ、元気そーじゃん♪
よかったよ。」

「んん?!なにが?」

「別れたんだろ?彼氏と。」

「………まぁね。」



きっとお母さんが言ったに違いない。



「麗華さんから聞いたっつーの!!」

「なんとなくわかったよ。」

「なんか半ば俺のせいみたいなもんだろ?
ごめんなっ
けど、新しい恋も案外
すぐそこに来てるかもよ?」



電話越しに優は笑って言った。


「優クンは悪くないんだよ!!
私がハッキリしないからだし…ねっ!!
新しい恋ー??
あるわけないじゃん(笑)
なんにせよモテませんからねー。」

「そんな事言うなよぉー。
でも俺な、別れたって聞いて
安心した。
でも、まじほっといたら
違う男に取られそうで怖いわっ」

「なーに言ってんの!!?
私も早く次に進まないと。」