「なぁ?
なんなの?
もしかしてアイツ?」




え?


「何が?」



言ってる事がさっぱり分かんない。





「だから彼氏かって。」



はぁ~!??



「まっさか~!!
なんか勝手にくっついて来ただけだよ!!」



「・・・・・あっそ」





そう言ってあたしの手を掴んでいた手を離した。



そして、竜は竜の家に入っていった。







・・・・・・

あぁ゛~~~~~~~~!!!

さっき「彼氏だよ♪」って言っておけばよかった~~~!!!

そうすれば、嘘でも彼氏出来た事になったはずなのに・・・。

つくずくあたしは馬鹿だな・・・。

はぁー・・・。


あっ!!

こんなところでつっ立ってる場合じゃない!!

芦沼クンがあたしの家に入って行ったんだった!!