「お前なんかもう知らないし・・・。」
スッ----
そう言ってあたしの横を過ぎた。
・・・・・え・・・?
何でそんな顔するの?
何でそんな傷ついた顔するの?
あたしは・・・
いつものことだから、
そんなつもりで言ったわけじゃないのに・・・。
「おぃ!!
お前ら!!
またケンカして!!
聞いてんのか!?」
そんなにぼしの声も無視して、
あたしも自分の席についた。
そして席につけば
ヒソヒソ
「今回のケンカやばくない??」
ヒソヒソ
「何何??
これってチャンスじゃないの?」
ヒソヒソ
「つーか、あの子バカだよね。
中沖君がもてないわけないじゃんね」
ヒソヒソ声で周りがざわついていて、
凄く・・・気分が悪かった。
だって自分だって分かってるんだもん。