いつもこの繰り返し。

後悔するなら言わなければいいのに・・・。

そしていつも・・・




「こっちから願い下げだぜ。
どう気が狂ったらそうなるんだか。」





ズキン。




心が割れるような痛み。

そう言われるの分かってるんだから、

最初っから言わなければいいのに。

あたしは馬鹿だ。

いつも自分から傷つきに行く。




でも、

あたしの気持ちに気づいて欲しくないから。

あたしは今日も嘘をつく。




「なによ。
竜が好きな人なんてかなりの変わり者だよ!!
てか、付き合うことになったら相手の子可哀想~」






こんなの嘘。

竜は凄くもてる。

ちょっとした優しさだったり、

かっこよかったり・・・。

そんな竜がもてないはずがない。

だけど、

自分の気持ちがバレないように。

あたしはこういうことしか出来ないんだ。






「・・・・・・・・
あっそ。悪かったな。」